どうも、とっしーです。
2020年度から、小学校でも英語とプログラミング教育が必修化となりました。
ただ、実際どんなことを学校でやっているのか、そもそもなぜ学ぶのか、親として知っておきたいとは思うものの、正直なところ、よく分からないことばかりだったりしませんか。
何のための勉強か、どんな力が身につくのか分かれば、学校以外でもどんなことに気をつければいいのか見えてくるのではないでしょうか。
目次
2020年度からの英語教育とプログラミング教育

およそ10年に一度改定される学習指導要領が、小学校では2020年度から新しくなりました。
全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。
(引用)文部科学省HP
新しい学習指導要領で大きく変わった点は下記の2点です。
- 小学校3年生からは英語を教科として勉強すること
- プログラミングに関しては、小学校では教科化はせず、他教科(算数や理科、情報など)の中で、プログラミング学習を行うこと
2020年度が新しい学習指導要領に基づいた内容がスタートする年でしたが、新型コロナウイルスの影響で学校も休校になったりと、先生たちも予定通り進まず、対応に追われました。
同じタイミングで、新しく道徳も教科として導入となりました。
どんな力がつくのか。なぜ学ぶのか。

学習指導要領は、文部科学省が定めたものですので、この国の目指すものということです。大きな目標や大まかな教育内容を決めたものです。
国の教育目標や、別途で決められている年間の標準授業時数等などを踏まえて、各学校がカリキュラムを組んでいます。
今回の学習指導要領で、国は子ども達にどんな力を身につけてほしいと思っているのでしょうか。
何ができるようになるの?(資質・能力の三つの柱)
- 実際の社会や生活で生きて働く知識及び技能
- 未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力など
- 学んだことを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力、人間性など
すべての教科でこの三つの柱に基づく学習を目指しています。
今回注目している新しいポイントとして、下記の2点について重視することも見てみましょう。
重視することは?
- プログラミング教育:コンピュータがプログラムによって動き、社会で活用されていることを体験し、学習します。
- 外国語教育:「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」の力を総合的に育みます。
(引用)文部科学省HP
誤解を招きやすいようですが、小学校でのプログラミング教育は、プログラミング言語や高度な専門性は求められません。大事なのは「プログラミング的思考」を身につけることだとされています。
- 「プログラミング教育」とは
子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うように指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育成するもの
- 「プログラミング的思考」とは
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
(引用)文部科学省HP
【小学校段階におけるプログラミング教育の実施例】
総合的な学習の時間 | 自分の暮らしとプログラミングとの関係を考え、そのよさに気付く学び |
理科 | 電気製品にはプログラムが活用され条件に応じて動作していることに気付く学び |
算数 | 図の作成において、プログラミング的思考と数学的な思考の関係やよさに気付く学び |
音楽 | 創作用のICTツール(※)を活用しながら、音の長さや高さの組合などを試行錯誤し、音楽をつくる学び |
図画工作 | 表現しているものを、プログラミングを通じて動かす ことにより、新たな発想や構想を生み出す学び |
特別活動 | クラブ活動において実施 |
(引用)文部科学省HP
※ICTとは、Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略です。
学校では、タブレットを用いたり、インターネットを使って調べものをしたり、電子黒板を近年は利用して取り入れるようになりました。
地域や学校によって、現場では工夫をしながら、児童が今どんなことに興味を持っているのかといった点も考えながら授業を作っています。
また、成績の評価の仕方も、これまではどちらかといえば、児童が積極的に取り組んでいるか、といった視点(発言の多さや、目立ってお手本となる行動をとるなど)を重視されていました。
今後は先生達はより生徒を深く観察することが求められ、例えば児童が自分で考え工夫を凝らし、学習に向き合っているかといった姿勢も評価のポイントに変わったそうです。
この評価の仕方も「3つの柱」に基づいています。
学校以外でできること

英語に関しては、習い事で英会話に通っているお子さんもいるでしょう。人気の習い事ランキングでは常に上位にいるイメージです。
プログラミングも必修化の影響で、やらせたい習い事のランキングでは急浮上しているようです。
その理由として、「学校で授業についていけるか心配。」という声が聞かれますが、その点では心配はいらないかと思われます。
ここまでみてきたように、小学校での英語教育、プログラミング教育ともに、専門的な勉強というよりは、英語やプログラミング的思考を通して、社会に出てからや今後の人生で、よりよく生きられるようにその「基礎を身につけていきましょう」という姿勢を重視しています。
そのため、習い事でプログラミング言語を学ぶ必要があるかと言われれば、その必要はないと感じます。
ただ、学校では英語、プログラミングともに時間的にも制限がある中で学んでいくので、お子さんの興味があるのであれば、習い事をするという選択肢もおおいにありではないでしょうか。
プログラミングスクールは、他の習い事に比べて費用が高い傾向がありますが、最近ではオンラインで学べるスクールも増えてきていますので、体験してみてはいかがでしょうか。
また、パソコンの使い過ぎに関しても心配ですよね。お子さんとは1日の利用時間など約束事を作り、体を動かす時間も意識して取り入れていけるといいですね。
少しでも得意なことが見つかると、自信が身についてきます。小学校の時、走るのが早いとか、クラスの中に何かがずば抜けて得意な子がいたことを覚えてないですか。
学校の中でも、「英語ができる子」「プログラミングをやっている子」というように先生やクラスメイトから認識されれば、褒められることや自信になっていくことが増え、もっとできるようになりたいという意欲が沸き、成長のきっかけにもなりますね。
「プログラミング的思考」の言葉の意味を広くとらえると「こうすれば、こうなる」という「論理的思考」のことになります。
家庭の中、生活の中でもこの考え方に基づくものはあふれています。
例えば家事一つとってみても、料理、洗濯、なぜママやパパはこうやっているのか、家族と話をしたり、一緒に体験したりするだけでも学習の機会となります。
また、お子さんに自分でやり方を考えさせることも論理的思考を育むのに役立ちます。
英語とプログラミング
プログラミングを勉強しようと思っているのですが英語もできないので勉強しようとしているのですが、英語をマスターしてからプログラミングしたほうがいいのでしょうか?
それともプログラミング勉強しながら英語の勉強でもいいのでしょうか?
(引用)yahoo知恵袋
プログラミングってやっていない人からすると未知な部分が多いので、始めるにあたりこういう疑問をもっている人も多いようです。
ここまででは英語とプログラミングを個々にみてきましたが、この2つは関わりがあるとも言われています。
具体的にはどういうことでしょうか。
プログラミングのコードは英語で書かれている。
プログラミングで使われるコードは全て英語が使われています。
ただ、高度な英語力が必要なのではなく、小中学校で学ぶレベルの英単語を理解できるレベルがあれば良いという意見が多数です。
結論としては、英文を見るのも嫌な、英語アレルギーではない限り、プログラミングを学んでいくのに支障はないようです。
実際には現役のプログラマーでも英語はできないという人も多くいますし、プログラミング言語は業務で使ううちに覚えていくようなので、英語力は必須ではないという意見も多くあります。
いろんなことを吸収しやすいお子さんのうちからプログラミングを学ぶなら、そしてお子さんの興味もあるようなら、英語も一緒に学ぶのはいいですね。
ITの分野は変化のスピードが早く、新しく覚えないといけないことが多い。その際最新情報は英語となる。

プログラミングは一度覚えたら終わりではなく、新しい言語を学んだり、日々勉強が必要です。
これはIT業界だけではないですが、情報は英語の情報が一番早いことが多いです。現在は翻訳ツールなどもありますが、間違っていることもありますし、やはり英語ができる人が最新情報をゲットしやすいと言えるのではないでしょうか。
英語とプログラミング同時に学べるサービスが増えている。
英語とプログラミング別々の習い事として通うのもいいですが、最近では、同時に勉強ができるスクールもあるようです。
■D-SCHOOL
D-SCHOOLオンラインは、英語とプログラミングを同時に学べるオンラインのコースを開設しています。
英語&プログラミングコースでは、英語とプログラミングを学びながら、ロールプレイングゲームを制作するコースです。ゲーム感覚で楽しく学べるのは、成長も期待できそうです。
■テックグローバルスクール
愛知県名古屋市にあるプログラミングスクールですが、IT企業とイングリッシュスクールが開発したカリキュラムをもとに学んでいるとのことです。
英語コースもあり、外国人講師も在籍しており、プログラミングだけでなく英語も同時に学びたいという需要にあっているかと思います。
オンラインでも対面のスクールでも、どんどん英語とプログラミングを同時に学べるサービスが出てきているようです。
各スクール特徴がありますので、興味がある方は、無料体験などがあれば参加してみて、お子さんにぴったりのスクールを見つけてみてください。
まとめ
- 小学校でのプログラミング教育は「論理的思考を身につける」、英語教育は「聞く」「話す」「書く」「読む」の基礎を総合的に学び、英語を使って何ができるのか、といったことが評価される。これらは中学校での学習に繋がっていく、また社会に出てから生きる力に繋がっていく。
- 学校での授業についていけるか心配だから、という理由で習い事をする必要はなし。興味があるお子さんは習い事で学びを深めるのもおすすめ。習い事以外にも家庭でもできることはありそう。
- 英語とプログラミングを同時に学ぶのもおすすめ。スクールの選択肢もオンラインや対面どちらも増えてるので、体験に行ってみて決めましょう。
これらは大人になって社会に出ても大切な力だと私達も感じているのではないでしょうか。
特にプログラミング的思考イコール論理的思考とも言えますが、この力は是非お子さんに身につけてほしいですよね。
そんな、子ども達が自分で考えて、「生きる力」を身につける教育がよりよいものになるように、家庭でも学びをサポートし、見守っていきましょう。
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「プログラミング教室って、パソコンやタブレットをつかってプログラムを組むんでしょう?なんだか、難しそう…。わたしもよくわからないし。」
「プログラミングが得意になったら、将来どんなことに役立つの?」
「プログラミング教室?費用が高そう…。」
などなど。たしかに、ネガティブになる気持ちも分かります。ただ、AIなどITの技術は日進月歩であり、お子さんがITに関する知識を増やせたらいいですよね。プログラミング教室と言っても、それぞれの教室に特徴があります。
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