

どうも、とっしーです。
お子さんに習い事を辞めたい、行きたくないと言われたら、「あきっぽい性格なのかな?」、「せっかくだから何か身につけて欲しい」と思いますよね。
そんな、不安や願いがいつのまにか「あなた」の悩みになっていませんか。
理由によっては続けたほうがいいこともあります。
しかし、「辞めたい」と思っているお子さんに、「続けてほしい」と願うあなたの想いは、サポートを間違えてしまえばただのおせっかいになりかねません。
この記事を読めば、習い事を続けた方がいいのか見きわめるポイントが分かります。習い事を辞めるか続けるかで悩まなくていいんです。
あなたも、お子さんも習い事のたびにイヤな気持ちになることがなくなりますよ。
- 習い事は子供の半数以上が3年以内に辞めている。
- 多くの子が習い事を自分がやりたいから始め、辞めるときも自分で決めている。
- 習い事を続けた年数や、辞めたい理由によっては続けるためのサポートは可能。
- 続け”させる”ことにとらわれすぎて、結果的に何も身につかないこともある。
- 無理してまで続けなくてもいい。
子どもの習い事が続かない原因や対策、続け”させる”ことに意味はあるのかについて調べました。ぜひ参考になさってください。
目次
習い事が続かない子供はたくさんいるんです。~半数以上が3年以内に辞めている。
最近は小学生の約8割が何らかの習い事をしていると言われています。(小学生白書web版より)
ですが、ベネッセの子供教育情報サイトの調べによると、約半数以上が3年以内にやめていることが分かりました。


ネットには子供の習い事が続かない事に対する親の悩みがたくさんありました。その一部を紹介します。
習い事が続かない…。 一年生女の子のママです。
今まで本人のやりたいと言う習い事をやらせてきましたが、いずれも一年もたず悩んでいます。 やっと一年になったスイミングに喜んでいたのもつかの間…。辞めたいと言いだしました。
理由は息が苦しい、目が痛いです。今回の事に限らず、子供が習い事を辞めると言った時、続けるよう説得すべきなのか、辞めさせるべきなのか…。
(引用)yahoo知恵袋
習い事が続かない子ども。 小2の娘がいますが、習い事が続きません。
スイミングも公文も辞めました。 スイミングは、テストに中々受からない時期が続いて泣くようになり。 挙げ句、どうせやったって上手くならないから辞めたい!
公文は、宿題が多い、宿題をやらないなどが続き、宿題を減らして貰ってもやらないのて辞めました。
(引用)yahoo知恵袋
あなたは習い事を何度も辞めているお子さんを見ていると、この先なんでもすぐに辞めてしまうのではないかと、将来を心配しますよね。
ですが、お子さんは将来よりも、目の前の習い事がイヤでしょうがなくて辞めたいと言っているように思いませんか。

子どもは長い目でものごとを見るのが得意ではありません。
今どうしたいかで判断している場合が多いです。ですから、あなたの方から習い事を始めたきっかけや、はじめに立てた目標を思い出させてあげてください。
そうすれば、気持ちが落ちつき、また続けられる場合もあります。

習い事をはじめる時、辞める時は誰が決めている?~親と子供両方です。
習い事を始めたきっかけですが、とくに多いのは「体力づくりや運動能力の向上につながるから」と「子どもの意思」ですね。親と子供のどちらもきっかけとなっているんですね。



はじめるきっかけに、子供の希望、好きや得意は思った以上に聞き入れてもらえてるのね。
では、次に辞めた理由を見てみましょう。こちらは「子どもの意思」や「他の習い事を始めるため」「子どものやる気が見られなくなったため」といった理由が多いですね。
親や自分がやりたいと思いはじめた習い事も、多くの子が辞める時は自分で考えて決めています。


先生や周りの環境は実際にやってみないことには分からないものね。

高学年になって、その習い事が自分に向いてないと気づいたことと他の生徒と合わなかったからなの。

続かない原因と対策・解決策を考えてみました。~ポイントは続けた期間。

辞める時の「子どもの意思」にはどんな理由があるのでしょうか。
たくさんあるとは思いますが、理由によっては続けた方がいい場合もあります。習い事を続けている期間別に対策、解決策を考えてみました。
継続期間が短い場合
- 先生がきびしい・相性が悪い。
- 習い事先の生徒と合わない。
- 思っていていたイメージと違う・楽しくない。
- 思っていたよりむずかしくて、みんなについていけない。
などの理由が考えられます。期間が短い場合も理由によっては続けられる可能性があります。
- 曜日やクラスの変更をお願いしてみましょう。
- おもいきって違う教室に変えてみるのも一つの手です。
③や④のようにはじめる前のイメージと違った場合は、続けることは難しいと考えます。
- まずはしっかりと子供の意見を聞き、受け入れてあげましょう。
- その後、お休みして落ち着いて考えるか辞める方向で対応することをおすすめします。
*かるい気持ちで「辞める」ことをおすすめしているわけではありません。はじめる前の話し合いや、体験などやれることはやったけど、辞めたいとなった場合の話です。
短期的な目標を決めてクリアしたら辞めるなどの対応をして、やる気を引きだす工夫も必要です。それでもだめなら、上に書いたように辞めることを考えてみてください。
継続期間が長い場合
- 目標を達成してやりきった時。
- まわりと差がついてしまった。
- 他にやりたいことがある。
すばらしいことですよね。
- 続けるなら⇒さらなるレベルアップを目指して、目標を設定しなおす。
- 続けるか迷っているなら⇒他にやりたいことがあるなら挑戦してみるのもいいですよね。
おなじ時期にスタートしても、長年続けていれば差が出てきます。まわりと比べてしまって辞めたいと落ちこむ場合もありますよね。
- 続けるなら⇒練習や復習などあなたがサポートしてはげましてあげましょう。できたことはしっかりホメてあげることが大切です。比べるべきは、まわりではなく、過去のお子さん自身ですよね。
- 続けるのは難しい⇒あなたがサポートしても上手くいかないようであれば、どこかで区切りをつけることも考えなくてはいけません。
年齢が上がるにつれ、友人やまわりの環境の変化とともに興味も移っていくものです。
- 続けるなら⇒現在の習い事の回数をへらして、新しい習い事をはじめてみる。
- 続けることが難しいなら⇒まず現在の習い事に区切りをつけましょう。そして、次にはじめる習い事の目標や目的をしっかりと決めてからはじめましょう。
続けられたことで得た自信は、大人になってもお子さんの強みになるでしょう。そのために、あなたができることは、”続けさせる”ことではなく、”続けたい”と思えるようにサポートすることではないでしょうか。
続け”させる”ことはお子さんのためになる!?~何も身につかないこともあります。
あなたは、習い事を続け”させる”ことばかりに気をとられて、お子さんの気持ちを置き去りにはしていないでしょうか。
”続けたい”ではなく、”させる”になると無理やりやらせている感じが出ます。
「継続は力なり」という言葉がありますが、無理やり続け”させられた”ことでどれだけのことが身につくのでしょうか。
教育評論家・都留文科大学特任教授の石田勝紀先生はこのような意見をお持ちです。
「継続“させる”ことははたして正しいのか?」実は「継続できない」が正しい場合もあるのです。親は、習い事を今やっておけば、「あとで得する、いいことがある」と考えているでしょう。しかし、子どもは今の状態が嫌なのであって、その嫌なことを継続させることでさらに嫌いになる場合があるのです。~(中略)~
心が動かなければ、人は成果も出しにくいものです。たとえ、強制的に継続できたとしても内容のない形だけの“作業”になるでしょう。“作業”だけであればやってもやらなくても大して効果は変わりません。
(引用)東洋経済ONLINE


イヤイヤ通ってたから、結局なにも身につかなかったの。辞めるときも、怒られるかもと思ってなかなか言い出せなかったのよね。

辞めたい理由によっては続けることにこだわらなくてもいいのかもしれないわね。
特に、親に言われてやりはじめた習い事で、自分のやりたいことではなかった場合、辞めたくなる可能性も高いのではないでしょうか。
勇気を出して辞めたいと伝えたのに、「すぐ辞める」、「根性がない」と言われたらどうでしょう。お子さんが「自分は続けられない人間だ」と自信をなくしてしまいます。
【子供の習い事】習い事は子どもの義務ではありません。子どもの話を聞いていると、本当はこの習い事を自分はしたくない、やめたい、でもお父さんがしろと言う。やめたいと言うと、「嫌になったらすぐやめる、そんなことじゃダメだ」と言われ続ける子供が一番つらいのです
— 子育て役立ち情報局 (@kosodate48) May 31, 2019
お子さんの自信をなくすような言葉で習い事を無理やり続けさせるのではなく、しっかりと子供の考えも聞いてあげてはいかがでしょうか。
自分で考えて、伝えられるようになったということも立派な成長のあかしです。
無理してまで続けなくてもいいんじゃないですか。

理由にもよりますが、無理してまで続ける必要はないんじゃないでしょうか。
スポーツだったら勝ち負け、習字だったら級、段といった結果だけを見て、習い事で得たことを評価しがちですが、もっと違う部分に目を向けてみてはどうでしょうか。
習い事に何を求めるかにもよりますが、子供たちは習い事を通してすでに目に見えないさまざまなことを身に付けているはずです。
例えば、
- ピアノ、習字・・・長い時間1つの事に取り組む。= 集中するためのコツが身についている!!
- ダンス・・・人前で演技をする。= 人前で緊張(きんちょう)しにくい!!
- サッカー・・・チームで行動する。= コミュニケーション能力がつき、まわりをみて行動できる!!
などなど、目に見えない部分できっと成長しているはずです。
それらを身につけられたのならば、続けられなくても習いごとをやった意味はあるのではないでしょうか。
続けることばかりに気をとられて、お子さんの成長や、習い事の目的を忘れてしまっては本末転倒(ほんまつてんとう)です。
目を向ける方向を見失わないように気を付けなくてはいけませんね。


それより、もっと好きで夢中になれるものを探すことに時間をかけてあげたらいいじゃない。早く気が付けてラッキーくらいに前向きに考えましょ♪
あまりにも短い期間でつぎつぎと新しい習い事をするのは親子ともに疲れてしまいますよね。
そうならないために、始める前には目標や目的をしっかり話し合ってからはじめることをおすすめします。
できれば体験教室に参加して、お子さんの不安や不満要素をあらかじめ取り除いてあげる努力を惜しまないようにしたいですね。
そのほうが、「続けさせよう」とする努力より前向きな選択なのではないでしょうか。
まとめ~まずは習い事が上達したらホメてあげましょう。
- 習い事は子供の半数以上が3年以内に辞めている。
- 多くの子が習い事を自分がやりたいから始め、辞めるときも自分で決めている。
- 習い事を続けた年数や、辞めたい理由によっては続けるためのサポートは可能。
- 続け”させる”ことにとらわれすぎて、結果的に何も身につかないこともある。
- 無理してまで続けなくてもいい。
習い事にも向き不向きがあります。合わない、おもしろいと感じないことを続けることは誰でもイヤですよね。お子さんと話し合って、あなたが納得できたなら、無理して続けなくてもいいのではないでしょうか。
ほんとうに楽しくて、好きになれる習い事がみつかれば、お子さんの方から続けたいと言ってくれるでしょう。
続けることは私たち大人でも難しいことです。お子さんにはあなたのサポートが欠かせません。
今の習い事を続けてほしいならば、まずは習い事が上達したり、頑張っていることをホメて認めてあげてください。それだけでお子さんはもうすこし続けてみようと思えるのではないでしょうか。
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