

どうも、とっしーです。
ピアノやサッカーなど習い事の中には上達するために練習した方がいいものもあります。しかし子どもが習い事の練習をしたくないと言ったとき、無理やりでも練習をさせるべきか、子どもの意思を尊重して練習をさせないべきか迷いますよね。
子どもの言う通りにするとやめ癖がついたり、嫌なことがあると乗り越えられない子になるんじゃないかと不安に思うこともあるかもしれません。
この記事を読めば、子どもが習い事の練習を嫌がっているときにやってはいけない接し方とおすすめの対処法がわかります。
目次
子どもが習い事の練習をしたくないときの対処法

子どもが習い事の練習をしなくなると、「なんでやらないの?練習しないと上手くならないよ。月謝も払ってるんだから。」と思うかもしれません。そんなとき感情に任せて怒る前に3つ対処法を試してください。
- なぜ練習しないのか怒らず理由を聞いて子どもの気持ちを確認する。
- 今までできたことを褒める声掛けをする。
- 練習するかしないかの決断を急かさず少し待つ。

これらの3つの対処法について詳しくみていきましょう。
なぜ練習しないのか怒らず理由を聞いて子どもの気持ちを確認する
子どもが習い事の練習をしたくないときには何か理由があります。もしくは、理由はわからないけど練習がしたくない場合もあります。とにかくまずは、理由を聞きましょう。
習い事の中では比較的、練習が求められるピアノを例にいくつかの理由を挙げます。
- 練習が面倒くさい。
- 譜面が読めないから嫌になる。
- 親に練習しなさいと何度も言われる。
- ピアノがおもしろくなくなったから。など
友達や先生との関係が上手くいかない場合は、曜日や教室を変えるような対処が良いと思います。
しかし面倒くさい、嫌だといった感情で練習をしないのは、練習が楽しくないからです。練習はしたくないけど、その習い事が好きで辞めたくないという場合は楽しめる範囲でさせるのがいいでしょう。
練習ということ対してネガティブなイメージを持っているので、怒らずに一緒に練習してあげたり譜面を読みやすくしてあげたり工夫するのも良いですね。
また子どもにも気分の移り変わりやスランプがあります。一時的に練習しないからと言って焦って練習を促さなくても、まずはまた練習がやりたいと思えるぐらいにまでは待ってみてもいいでしょう。

やる気があり、上手くなりたいという気持ちがあるなら練習を促してもいいでしょう。
練習に付き合ってあげたり、練習のハードルを下げることで成功体験を増やし小さな上達を感じられるようになるとやる気と行動が結びつきやすいです。


今までやってきたことを褒める声掛けをする

練習をしなくなると、「練習しないからできないんだよ。だから本番でも失敗するんだよ。」といったネガティブな声かけをしてしまいがちです。
すでに練習がしたくないというネガティブな状態なら、否定的な言葉を言うと余計に練習がしたくなくなります。
いったん今までやってきたことに焦点を当て、「これだけ頑張ってきたことはすごいよね。いったん落ち着いて、やりたくなったらもうちょっとやってみる?」と気持ちを落ち着けさせるような声掛けをしてみましょう。
褒めても気持ちが切り替わらないことは、それ以上過剰に褒める必要はありません。習い事の練習してほしくて大袈裟に褒めているように聞こえますし、響かないときにはどれだけ言っても響かないです。


練習するかしないかの決断を急かさず少し待つ
「練習するの、しないの?」と聞かれると子どもはするとしか言えません。それは、そういわざるを得ない状況から言ってるのであって自分の意思で決定していません。そんな状況で「あのとき自分でするって言ったじゃない。」というのは良くないです。
まずは、自分で考えさせる時間を作りましょう。練習をしないことは悪いことではありません。練習せずとも楽しく習い事を続けているのであればやめさせる必要はないかと思います。
子どもは、その時の気持ちは変わりやすいものです。一時的なものなのか、そうでなく本当に嫌なのかを見極めるためにも即決せずに様子を見ましょう。

子どもが習い事の練習をしたくないときにやってはいけない接し方

子どもが習い事の練習をしたくないときの親の接し方次第で、子どもがその習い事を嫌いになったり、習い事全般が嫌になることもあります。やってはいけない接し方とは何なのか、何を気を付けるべきなのか確認していきましょう。
- 練習が嫌な理由を聞かずに否定すること。
- 「せっかく習わせたのに」など言われてもどうしようもないことを言うこと。
- 他の子どもと比較すること。
- やめないようにプレッシャーを与えること。

それぞれなぜやってはいけないのかくわしく見ていきましょう。
練習が嫌な理由を聞かずに否定すること
練習を嫌がる理由はさまざまなものがあります。何が原因かもわからないのに練習をしないという行為に対して頭ごなしに怒るのは絶対にやめましょう。
小学生の時、球技系の習い事をしていた。
特定の子から、わざと変な方にボールを投げてパス交換が出来ないようないじめを受けた。
あまりに続いたからやめたいと親に言ったら、父は理由も聞かずに「厳しい練習に耐えてこそだ。根性がない」と辞めさせてくれなかった。
理由を聞いて欲しかった。
— 野良 (@guchittegedoku) November 12, 2019

子どもが習い事や練習を嫌がる理由には親が想像できないような理由の場合もあり、ちゃんと理由を聞けば簡単に解決するすることができるかもしれません。
他にも習い事が嫌になわけではなく、頑張れる時と頑張れないときもあるということも。
まずは理由としっかり向き合うことが大切です。

子どもが言われてもどうしようもないことを言うこと
子どもが練習しないと「いくらかかってると思うの?」「月謝無駄になるよ。」などと言って無理にでも練習をさせたくなるかもしれません。それを言われても練習したくない子どもはどうしようもないです。
習い事辞める時絶対言われる、せっかく習わせたのにって
— ひみか (@sa_anfr) September 25, 2020

月謝は習い事に通わせるためのお金であって練習させるためのお金ではありません。練習しなくても習い事に楽しく通っているなら十分です。やめることになっても新しい経験をしたということで無駄にはならないです。
「せっかく~。」という言葉をかけるのは何の解決にもなりません。


他の子どもと比較すること
「○○ちゃんはちゃんとできるのになんでできないの?」と言いたくなることがあるかもしれません。しかしこれは逆効果です。このような言葉をかけ続けると子どもは自分を認めてほしいと強く思い、習い事どころか親子関係が悪くなる原因にもなります。
年子だから、姉とセットで習い事をさせられた。いつも姉と比べられた。やりたくもない、私には合ってない、だけど辞めることは許されなかった。ただの地獄でしかなかった。
— 毒親の呪縛 (@WMTsGfK7MLf1vYr) May 4, 2021

比べるなら子どもが以前より成長しているかどうかです。自分の子どもをしっかり見て、できたところはしっかり褒めましょう。
上手くいかなかったところは前向きな声掛け以外あまり必要ないです。上手くいかないところの声かけはその習い事の先生やコーチに任せましょう。


習い事を習わせる目的を再確認しましょう

何のために習い事をさせているのかもう一度確認してください。習い事は、子どもに楽しむことや成長することを目的にさせていることが多いのではないでしょうか。
練習は何のためにするのでしょうか。上達するためですよね。子どもに楽しんで習い事をさせたい場合、絶対に練習が必要だというわけではありません。

本人が上手くなりたいなら練習すると上達できると伝えましょう。しかし本人が習い事の時間以外で練習をしたくない場合、無理やり練習はさせなくていいです。

嫌々練習をしてもその習い事が嫌いになることがあります。その習い事が楽しいから上達したいと思えるように促すのは良いですが、その習い事が好きじゃなくなるとプロ云々の話ではなくなります。

一つのことが楽しくなくても、その習い事が根本的に少しでも楽しいと思うならある程度しんどいことも乗り越えれます。それに習い事当日は周りの友達がみんな頑張っているからしんどいことがあっても自分も頑張れるという子もいます。
その子たちが、習いごとの日以外に練習をしないからといってその習い事を頑張っていないわけではありません。
練習がしたくないときにまずは原因を知ってから対処しないと無理に練習させても続けるのは難しいです。

練習をすると上達したり、できることが増えていきます。しかし、それらができなくても子どもが楽しんで習い事をやっているなら、練習はしなくてもいいのです。
習い事の時間以外での練習は基本的に義務ではありません。
上手くなるとこういうこともできるようになるから練習してみようといったポジティブな声掛けをしてみましょう。
親が子どもに無理にでも練習させたいと思わないことです。練習をしないことは、悪いことではありません。練習した方が上達速度が上がるというだけです。


子どもが練習したくなるために心がけたいこと

練習したいと自分から思うのは、楽しいと思ったり上達したいと思うからです。習い事の日は友達がいるから楽しいけど、帰ってから一人で練習をするとなると楽しくないということはよくあります。
しかしそれでもいつでもその習い事に触れれるような環境があるとやってみたくなることがあります。
例えば、
- 家の中にサッカーボールを転がしておく。
- ダンスの練習ができるスペースを確保する。
- ピアノの曲を流しておく。など
自分がやりたいときにいつでもできる用意があると自然にその習い事に触れることができます。
また、親子と一緒に試合を見たり、練習したり、その習い事についてコミュニケーションをとることは興味を引き出すにはとても効果的だと言われています。
医師であり、教育家のマリア・モンテッソーリ博士が考案したモンテッソーリ教育ではこのような考え方があります。
子どもは皆、自己教育力を備えています。しかし、自分で取り組めるような「整備された環境」や、その環境に関わるための方法を知らなければ、その力を存分に発揮させることはできません。
モンテッソーリ教育は、教師(大人)の価値観で一方的に教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが触ってみたい、やってみたいと思う環境を適切に用意し、その環境と子どもを「提示」などによって結びつけ、子どもの自発的活動を促します。
子どもは、自分で選んだ活動に満足いくまで繰り返し取り組みながら様々な能力を獲得していきます。

親が何かを練習している姿や真剣に打ち込んでいる姿を見せるのもおすすめです。子どもは親の背中を見て育つとはよく言ったもので、無意識的に子どもは親の行動を見て学ぶことがあります。
子どもに練習しなさいと口で言っても「お母さんは、あんなにダラダラしてるのに。。。」と思うこともあるでしょう。口で言うよりも行動で見せる方が説得力があり効果的な場合も。


プロを見てモチベーションを上げる
ピアノやサッカー、習字などその習い事を極めた先のプロの人の試合や公演を見ることは子どもにとって大きな刺激になります。自分と同じことやっていてもこうも違うのか、自分もこうなりたい!と思うと練習に身が入ることも。
また、子どもは目で見て吸収することがたくさんあります。テレビやYouTubeでも良いのでできるだけ本物を見せることで少しずつ真似て上達することもあるのでぜひ試してみてください。
また、具体的にどういうところがすごいと思うのか、どうやったらこれが自分もできるようになるのかなど、ただすごいという感想だけで終わらず興味から練習に繋げるためにも具体的にどういう練習をしたらいいか親子で一緒に考えてみてください。


練習を習慣化する

小4の娘が5歳からピアノを習っています。
今、ピアノを辞めるか続けるか迷っています(私が)
理由は娘が自宅で練習をしようとしないからです。
私が声がけをすれば嫌々ながらやり始めますが、せいぜい30分位。。(一部省略)
練習しなくても、娘が続けたいのなら続けさせるべきなのでしょうか?
小4でも声かけ必須なのでしょうか?
特に、ピアノやダンスなど音楽系の習い事は自宅で練習を必要とすることが多く、習い事の当日だけの練習だけで上達しにくいです。
このような習い事をさせている場合に、何時から何時までは家で練習するという習慣をつくることが大切です。毎日ではなくても続けられる範囲内で練習をしましょう。
それでも続けられないようであれば無理に続ける必要はないと思います。
特に音楽系の習い事は音符を読めるようになるまでに時間がかかることもあり、飽きてしまうこともあります。多少は親のサポートも必要になるでしょう。


親がプレッシャーを与えない

習い事をしていると、今まで上手くできていたことが急に上手くできなくなったり、周りの子たちについていけなくなることがあるのは普通です。そこでプレッシャーを与えてはいけません。
「メンタルが強い=何事も根性で続けられる」ではないのです。
習い事をやめると親が怒るから、悲しむから嫌だけど言えないと言った理由から、楽しくないし練習はしたくないけどやめたくないと思うこともあります。
親の気持ちを考えられるということは良いことですが、やる気もなく楽しくもなくただ続けているなら意味がありません。
親にがみがみと言われるからという理由で無理に練習するのはなかなか続きません。そもそも小学生が自発的に練習するのは難しいです。
習い事は子どもが自信を身に付けるには良いチャンスですが、それを親のプレッシャーで自信を無くすような状態に追い込むのは子どもがかわいそうです。




辞め癖はつかない

練習が嫌でやならいということは悪いことではなく、やめ癖もつきません。
やりたくないことを無理やりやらされると、子どもの成長にとって悪影響しかありません。嫌なことでは頑張れませんし、叱られることも増えます。能力も伸びませんし、自信もなくなります。暗い気持ちでいる時間が長くなるのは、性格形成のうえでも良くありません。
このような悪影響を考えますと、まずは体験してみて、ダメだったら、さっさとやめてしまうのがいいと私は考えます。やめグセがつくというのは、私は嘘だと思います。迷信です。
たとえ、10個の習い事をやってみて、すべてやめてしまうといったことになったとしても、11個めでピッタリとはまるものに巡り合えればいいのです。そうなると、親がやめろと言ってもやめませんから。大人も同じではないでしょうか。「やってみなければ、分からない」のです。
教育評論家 親野 智可等
親としては、嫌なことは人生の中で何度もあるので逃げるようになってほしくないと思うかもしれません。しかしもう一度やる気を取り戻しそうなのか、もうずっとやりたくなさそうなのかまずは子どもとコミュニケーションを取ってから様子を伺ってみてください。


新しく興味が芽生えるのは良いこと
何をすれば「ドーパミン・サイクル」は発達するのでしょう? ドーパミンはいつ分泌されるのでしたか? そう、うれしいことや楽しいことがあったときですね。
脳にとってうれしいことや楽しいことを増やしてあげるとドーパミンが分泌され、その繰り返しで「ドーパミン・サイクル」ができあがります。
子どもの脳のドーパミン・サイクルをつくるために親がしてあげられることは、「うれしい!」「楽しい!」と思う体験をどんどん増やしてあげることです。
脳がうれしい、楽しいと思うことは、好奇心や探究心が刺激されることです。はじめてのことやワクワクドキドキすること、「何かな?」「どうしてこうなっているのかな?」と興味が持てるようなことがたくさんあると、脳でドーパミンがどんどん分泌されます。
脳科学者 茂木健一郎
子どもは興味や関心を持つと脳にドーパミンが放出し、「できるようになりたい」と物事に取り組もうとします。練習に繋がります。まずは興味や関心を持つきっかけ作りをサポートしてあげるといいでしょう。
今習っている習い事が嫌で続けられる見込みがなく、新しい習い事をしたいと子どもが言った場合は新しい習い事に切り替えることで、そこでまた成長することもあります。
やめた習い事も経験として無駄にはなりません。それよりも熱中できるものを見つけることの方が子どものためには良いでしょう。


そもそも自発的に練習するのは難しい

小4の娘が5歳からピアノを習っています。
今、ピアノを辞めるか続けるか迷っています(私が)
理由は娘が自宅で練習をしようとしないからです。
私が声がけをすれば嫌々ながらやり始めますが、せいぜい30分位。。(一部省略)
練習しなくても、娘が続けたいのなら続けさせるべきなのでしょうか?
小4でも声かけ必須なのでしょうか?
ピアノやダンスなど音楽系の習い事は自宅で練習を必要とすることが多く、習い事の当日だけの練習だけで上達するのは難しいです。
このような習い事をさせている場合に、毎日何時から何時までは家で練習するといった練習する習慣を作りましょう。
よっぽどその習い事が好きでもない限り、子どもが自分からなかなか練習しないのは普通だと思います。声をかけてあげて練習を促してみてください。
それでも続けられないようであれば無理に続ける必要はないでしょう。比較的練習の少ない習い事の方が向いているかもしれません。

6年続ける予定だったけど、練習に身が入らないまま一年続けるのはあまり意味ないってことで途中でやめたの。
でもその後も卒業式の伴奏をしたり、自分でやりたいと思ったときは弾いてたからそれで良かったなと思ってるよ。

親としてもいくら好きなことであってもやる気ないなら月謝払うのもったいないって思うし。それなら習い事じゃなくて遊びでやった方が良さそうだしね。
まとめ
まずは習い事をさせている目的を確認しましょう。
- なぜ練習しないのか怒らず理由を聞いて子どもの気持ちを確認する。
- 今までできたことを褒める声掛けをする。
- 練習するかしないかの決断を急かさず少し待つ。
練習は上達するためにやるものです。習い事の当日だけで十分に楽しめていて、特に上達したいという意思がないのであれば、習い事以外の時間で練習はする必要はありません。
本当に楽しいと思えるものに出会って、上手くなりたいと自分から思ったときこそ練習が効果的にできます。
まずは、いろいろな習い事を体験して楽しいと思えるものを探しましょう。
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