



わたしも子どものころ、そろばんに通っていました。今、そろばんをやってよかったかと聞かれると自信をもってよかったとは言えません。
ですが、そろばんは脳に刺激を与える習い事として注目されています。
この記事では、そろばんにはどのような効果があるのか、なぜ脳に良いのかについてそろばんに詳しいママ友のRさんと一緒に解説します。
お子さんをそろばんに通わせたときにかかる費用も合わせて、書いています。
- 数字は世界共通言語で、言葉を超えたコミュニケーションツールである。
- 海外でも注目され、日本では子どもの記憶力や集中力・判断力・忍耐力がつくといわれている。
- 人間として最も重要な知能である「一般知能」が高まる。
- 低コストで始められるので、家計の負担になりにくい。
- スピードが重要視されるので、数字や文字などが雑になるデメリットもある。
目次
なぜそろばんは子どもの習い事によいのか~脳を活性化させる。

そろばんには計算するという目に見える面だけではありません。
脳を活性化させ、お子さんの記憶力、集中力、判断力、忍耐力がつくといわれています。
数字は世界共通語言なので、言葉を超えたコミュニケーションツールとして海外でも注目されています。
コンピューターが普及した時代でも、物事の取り組み方や集中力といったところで海外の学校の授業に取り入れられるといったこともあり、今後もそろばんを学ぶ人が増えていくのではないでしょうか。
アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアの諸国など様々な言葉の人達の生活の中にそろばんが普及しているようです。
そして言葉の壁を越えて「soroban」といった1つの共通のツールとして、ただ計算の学習以外だけではなく、他の地域や国の人との交流の1つとしての役割もあるのかもしれません。
引用 いしど式まとめ
このように海外でもそろばんが認識され、今では30~40カ国に普及していると言われています。

私も小学生の頃にそろばんを習っていたけど、先生の「ねがいましては~」で始まる読み上げ算のおかげで聞き取る力と集中力が養われたような気がするわ。
先生の数字の読み上げなんだけど、初めはゆっくりで慣れてくるとすごく速くなったの。
ついていくのに集中して、言われた数字を忘れないように記憶することを繰り返していたら、いつの間にかできるようになっていたわ。
更に伝票計算では、いち早く正確に数字を読み取り、読み取った数字を足すのか引くのかを瞬時に判断しなければいけないの。おかげで判断力が身についたわ。
暗算では頭にそろばんを置き、珠(たま)を弾くイメージで計算するからイメージする力も鍛えられたわ。スポーツ選手でもイメージする力が必要なんだって。
大人になった今では、割り勘や、買い物など計算がさっとできるわよ。スマホより早いわ♪
わたしはスマホで計算しますが、暗算でスラッとできたらかっこいいですよね。
さらに大阪府立大学名誉教授であり、元先端科学研究所所長の林 壽郎(はやし としお)先生によりますと
人間の脳には右脳と左脳があります。形はよく似ていますが働きに違いのあることが次第に明らかにされてきました。
左脳はデジタル脳ともいわれ、読み書き、演算、論理的な思考などを司り、右脳はアナログ脳として、立体感覚や創造性、芸術感覚などを司り、両脳が互いに協力して人間らしい活動をしています。
日本人は日本語を左脳で話すために、日本語をマスターしながら左脳はどんどん強くなっていきます。それに対して欧米人は言語マスターに右脳も大きく活動させるため、本来、右脳が強くなります。
日本の子供達が同年令の欧米人よりも計算が強いのは当然であると同時に、欧米人が一般に日本人よりも創造性・独創性に優れているのも言語脳のなせる業です。
最近、我国でもベンチャー育成の必要性が力説されてまいりましたが、そのためには先ず、右脳を鍛える教育・技術を開発しなければなりません。
また、右脳を鍛えておけば痴呆になりにくいという報告もあります。
そこで、珠算式暗算の登場となります。珠算式暗算は頭の中でソロバン珠を組立て分解させて演算を進めるわけで、アナログ脳としての右脳の鍛錬に役立つであろうということは早くから想像されていました。
最近までに、大脳生理学と脳の血流を精密に測定できる機器の開発により、珠算式暗算が右脳活性化に極めて有効であることが実証されるようになり、これまでの推論の正しいことが明らかとなりました。
引用日本珠算連盟
と、おっしゃっています。(※読みやすくするため、改行はとっしーが入れました。)
このように子どものうちに身に付けてもらいたい能力を知らず知らずのうちに身につけられるのがそろばんの良さだとわたしは思います。
そろばんが脳にもたらす効能とは~一般知能が高まる。

人間性脳科学研究所所長の澤口俊之さんによると、そろばんをすればするほど「一般知能」が高まるという研究結果が出ているのだそうです。

一般知能は「人間として最も重要な知能」とされていて、この知能が高ければ注意力や自己制御力(感情のコントロール)も高く、もちろん学力も高くなります。

一般知能は勉強でも仕事でも重要で、「『現代社会に適応するために最重要』ともされているので、こうした研究をもっときちんとしたい。」と澤口先生はおっしゃています。

一方で次のような考えもあります。
小学生でそろばん塾に行かせている方は、何を目的としていますか? 息子に遊び半分そろばんを教えてあげたら、面白いと言い、 塾に行きたいと言い出しましたが、意味があるか悩んでいます。
引用yahoo知恵袋
計算が速くなるという目に見えることだけで考えると意味があるかと悩んでしまいます。
今は脳にもたらす効果が注目されていて、脳トレにはそろばんが最も有効な手段のひとつとも言われているぐらいです。
認知症の予防効果もあると言われており、高齢化社会と言われている今、子どもはもちろん、お年寄りにまで幅広く注目されています。
そろばんを習うときの費用は~月4,000円~12,000円ほど

日本珠算連盟によりますと、授業回数や地域によって異なりますが、月謝は4,000円から12,000円くらいのようです。

ただしそろばん自体の値段は素材により高いものから安い物まで様々です。
通うか検討しているそろばん塾の先生と相談し、用途に合わせたそろばんを購入することをおすすめします。
級や段を取得する際には検定料がかかります。
お子さんが頑張って級や段を取りたいと言ってきた時には惜しまずサポートしましょう。
検定料は1,000円から3,000円程度かかります。各地域で競技会やコンクール、全国大会なども行われています。
海外では世界大会まで行われています。お子さんのスキルに合せて大会なども視野に入れていくと、お子さんの自信にもつながるのではないでしょうか。

そろばんを習い始める年齢は~6歳から9歳ごろがおすすめ

そろばんをいつから始めるのか、またいつまで習えばいいのかについてですが、時期については様々です。
一般的には6歳から9歳頃と言われておりますが、これは小学校でそろばんの授業がはじまる時期と重なります。
数字が理解できれば小学校入学前からでも入塾できるところもあるようなので、お近くのそろばん塾に問い合わせしてみると良いでしょう。

一般的には、中学受験の勉強を始めるか、中学校に進学するタイミングでやめるという声が多いです。
受験勉強や、部活などでそろばんに通う時間がないという理由がほとんどです。
お子さん自身の考えと目標を確認しながら決める事が大切だとわたしは思います。

習い事なので辞める時期は個人差があって当然なのですが、思春期の私は年下ばかりの塾に通っていることに恥ずかしさを感じた事を今でも覚えています。
辞める時期についてはお子さんのライフスタイルと、精神面とを相談して決める事が一番なのではないでしょうか。
そろばんで取得できる資格~珠算検定

そろばんでは見取り算(たし算やひき算)、かけ算、わり算を習いながら検定で級や段位を取得していきます。
級を取得するには、珠算検定という試験に合格しなければなりません。

珠算検定は、おおまかに分けると日本商工会議所と日本珠算連盟が共催している「日本商工会議所主催珠算能力検定」と、全国珠算教育連盟が主催する「全国珠算教育連盟主催珠算検定」の2つがあります。
一般的に珠算検定と呼ばれるものは前者の「日本商工会議所主催珠算能力検定」(日商)のことを指示しています。


なぜなら一般的に「日本商工会議所主催珠算能力検定」の方が歴史も古く難易度が高いという点から信用度も高いので、3級から1級レベルを取得していると履歴書に書けます。
さらに両者を比較すると級の認識が違い、日本商工会議所の珠算検定1級が全国珠算教育連盟の珠算検定2段に相当するかとされています。
珠算検定は年3回程度行われていて、努力すれば比較的早く上の級を目指せるのが特徴です。

暗算検定は、珠算検定と同じように10級から始まり、最高十段まであります。
そろばんが主体で、ついでに暗算を学習するところと、初めから暗算を取り入れてお子さんの能力開発に特化した学習をするところがあります。


6級と3級でつまづくお子さんが多いとも聞きます。そんな時は他のお子さんと比較するのではなく、辛抱強くチャレンジしていることを認めてください。

バレーやピアノではコンクールで入賞する・主役になる・舞台に立つといった目標にたどり着くのには才能と努力が必要です。
そろばんは努力すれば、級を一つひとつ着実に取得できます。
人間は大きな目標より、小さい目標を一つずつ達成する方ががんばれます。お子さんのがんばりを引き出せるよう、サポートしてください。
そろばんのデメリット~送迎があるし、字が雑になったという意見も

そろばんでは、珠算検定に合格して級や段を取得するという目標があります。
珠算検定に合格するには、週1回より週2回、週2回より週3回と習慣づけることが早道といわれています。
回数が増えるほど親の送り迎えや月謝が負担になります。
小学生のそろばんについて教えて下さい 小学2年生の子供から、そろばんを習いたいと言われました。 そろばん塾に通わせてあげれるといいのですが、フルタイムで働いており時間的に難しいです。
そこで、家で「足し算」と「引き算」くらいを教えてみようと思うのですが、今の教科書に沿った形で教えたいと思います。
どういった形で教えたらいいか書かれてある教材、また教え方のご指導をアドバイスお願いします。 それと、そろばんを購入するにあたり、これがおすすめというものがありましたら教えて下さい。
ちなみに、私自身はそろばん4級止まりで、習っていたのも子供の時だったのでほとんど忘れてしまっています。
引用yahoo知恵袋
また、そろばんはスピードが重要視されるので、字が雑になるとの意見も聞かれます。
更に、筆算式とそろばん式の計算方法が違うので、そろばんをやっている子どもは答えが合っていても筆算式が苦手という声もあります。例えば下のような、答えの数字は同じでも、途中式が苦手という現象です。
私は小学生のころ暗算が得意でした。そのため、掛け算の筆算をするときに、筆算式の方法をやらず、そろばん式の方法を使って解いていました。
もちろん答えは合いますが、以前小学生に筆算のやり方を教える機会があったのですが、すんなりと筆算のやり方を教えることが出来ませんでした…。小学生の頃に暗算が出来ると、算数の文章題なんかは強引に計算力で答えを導こうとしていました。
答えの数字はわかるけれど、式はわからないといった状態です。
「演算そのものの本質的な理解は無くても、玉を動かすことで数的な処理が出来てしまう」ということです。
そこには、足し算の意味・割り算の意味は存在せず、ただ単に、そろばん上に「答えが表示される」というものです。凄く乱暴な言い方をすると、頭の中に「そろばんという名の自分専用の電卓を作る」というのが分かり易いかもしれません。
お子さんと相談し、上記の苦手分野を補う勉強も取り入れつつそろばんを習うと学校やテストにも前向きに取り組めるのかと思います。

習い事を優先するのか、遊ぶ時間を優先にするのかを判断するのは、あなたとお子さんです。お子さんの負担にならないようにすることが大切ですよね。
まとめ~まずは体験してみましょう。

- 数字は世界共通言語で、言葉を超えたコミュニケーションツールである。
- 海外でも注目され、日本では子どもの記憶力や集中力・判断力・忍耐力がつくといわれている。
- 人間として最も重要な知能である「一般知能」が高まる。
- 低コストで始められるので、家計の負担になりにくい。
- スピードが重要視されるので、数字や文字などが雑になるデメリットもある。
そろばんは計算力だけでなく、記憶力や集中力・判断力・忍耐力までつくので、子供の将来を考えると有効な習い事だとわたしは思います。
そろばんに興味をもってほしいならば、一度体験してみるとよいです。

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